TVDにおけるプランニングプロセスとKPIの改善
TVD社は、チェコ共和国における最大級の薄板キャビネット製造会社であり、またヨーロッパ全土のエネルギー会社、電話会社、電気工学産業における、これらの製品のキー サプライヤーです。同社は、高度生産プランニング システム(APS)の導入に成功し、2015年前半から、競争力強化による利益を享受しています。
チェコ共和国 スラヴィツィーン 2015年8月14日
TVD社は、その製品の大部分を受注生産による、通常は小規模な生産ロットで生産しています。納期短縮に対する市場圧力の増大のため、全オーダーの約80%を2週間以内で納入しなければなりません。これまで同社は、操業管理におけるボリューム増加と、また特に金属板については、材料の在庫量を増やすことによって喫緊の顧客オーダーに応えてきました。
TVD社の幹部は、材料フローの難しい調整と、標準的な顧客サービスを維持するためのストレスの多い対応に対しての解決策を見出そうと、7年間を費やしてきました。この目標を達成する方法は、販売、購買、生産のプランニング プロセスの改善であると認識していました。最初の取組みとして、企業情報システムのサプライヤーと協力し、数年間の取り組みと個別開発を行いましたが、設定した目標の達成には至りませんでした。このような経緯からTVD社は、高度生産プランニング(APS)分野におけるエキスパートであるLOGISと、プランニング プロセスの開発プロジェクトに焦点を当てることを決定しました。
TVD社の取締役副会長兼生産担当役員のMiroslav Strnad氏は、プランニング問題の解決に対する別のプロジェクトにおける協力体制と比較して、以下のように述べています。「私が見たところ、二つのパートナーのアプローチで最も明らかに違う点は、最初のパートナーのケースでは個別開発が行われたのですが、LOGISの場合は、私たちが業務仕様を作り上げた時点で、既にプロジェクトの開始前に要件を定義し、問題解決のための課題を明確にし、さらにプロジェクトの目標達成のためのアプローチをコントロールすることが可能となっていた点です。また私は、LOGISの専門家達の経験を非常に高く評価しています。彼らは、全く新しい領域を見つけ出す際の手助けをしてくれました。彼らの助けがなければ、多くの問題の解決が全く不可能だったことでしょう。」
「プロジェクト終了後、まだ1年間も経っていない今現在に、非常に重要な多くの価値を確認することができています。プランニング プロセスの質が全体的に改善されたことと、市場の変化に素早く対応できる能力を得たことに加え、既にKPIの明確な向上がみて取れました。例えば、プロジェクトで導入し、ツールと手法の適用に成功したことにより、材料在庫の削減に著しい効果があり、稼働開始から6カ月の間に39%減少しました。」
「長い時間を経て、私たちが満足のできる、また弊社のケースにおける長期的な視点を備えたソリューションを見つけることができ、大変喜ばしく思っています。そして、さらに重要なことは、ソリューションのさらなる開発を共に行うことができる、プランニング分野における専門家集団のいる信頼のできるパートナーを見つけることができた、ということです」とMiroslav Strnad氏は結びました。
TVD – Technicka vyrobaについて
TVD社の技術製造部門は、自社製品の製造のみでなく、国内外のパートナーからの要求に基づく顧客製品の、確証され信頼性のあるサプライヤーとして、長年の伝統ある会社です。15,000㎡を超える敷地を有し、420人の有能な従業員を雇用しています。また地域雇用安定の発展にも寄与しています。その伝統、ブランド、安定性によって、この分野において非常に重要な会社となっています。TVDの技術製造部門は、複数の独立したセンターを含め、2部門で構成されています。これらのセンターは、高度な専門的サービスと製品を提供し、個別の分野に特化しています。
LOGISについて
LOGISは、企業におけるマネージメントの質の改善と競争力に焦点を当てた、専門的サービスと情報技術を提供するサプライヤーです。提供製品は、顧客企業におけるマネージメントの効率性向上と、ビジネスにおける成功の展開を目的としたプロジェクトの形で実現されます。LOGISのソリューションは、サプライチェーンマネージメント(SCM)、および高度プランニング・スケジューリング(APS)の分野における、高効率なIT技術と、高度なマネージメントおよびプランニング手法や手順(手段)を適用しています。